ヘルシンキ大学の履修や授業の様子

勉強

 Moi! けいけいです。冬休みにはオーストリアへ一人旅行に、そしてラップランドへ現地出身の友達と旅行に行ってきました。そんな充実した冬休みも終わり、新学期を迎えて新しい授業にワクワクしながらこの記事を書いております。今回は、私が交換留学中のヘルシンキ大学における、履修や授業の様子についてご紹介したいと思います。 

交換留学生の履修について

 ヘルシンキ大学の1アカデミックイヤーは、春・夏学期と秋・冬学期の4学期に分かれており、それぞれテスト期間も含めて約2ヶ月ほど続きます。テスト期間の後には一週間ほどの中休みがあり、履修している授業でテストがなければテスト期間も休みになるので、長い休暇をゲットできます。各学期で大体20単位を修得するのが基本ですが、普通の授業であれば最高で5単位取ることができるので、一学期に平均3,4つのコースを履修するのが普通です。また、自学部が開講しているコースが、履修するコースの5割以上を占める必要があると大学の留学生用サイトに説明があるのですが、私は明らかに他学部の授業が5割を越しており、今のところ何も言われていないのでその辺は少しフレキシブルに変えられるかもしれません。

 こちらで履修する授業は、全てこちらに来る前に事前に決めて、その一覧をヘルシンキ大学と自身の大学に提出する必要がありました。しかしだからと言って、その授業を必ずしも履修しなければいけないわけではありません。私の場合、そもそも履修する予定だった授業が英語で開講されなくなったなどの変更や、自身の興味の移り変わりにより、最初の履修計画からかなり異なる授業を多く履修しています。

授業の様子について

 私が留学を始めた2023年の8月は、コロナ禍が治った後だったので、コロナによるオンライン授業や受講生の人数制限などはなく、現在に至るまで全て対面での授業を受けています。ただ、全ての授業が対面というわけではなく、履修する際にコースのシラバスで、その授業がオンラインか対面のどちらで開講されるかを確認することができます。授業のスケールは本当に様々で、私は、10人以下の少人数のコースから50人以上のコースまで幅広く経験しました。人数制限のあるコースもありますが、教授に直接メールすれば、コースに入れてもらえることが多いです。私も大学院生向けの人数制限のあるコースにアプライし、最初は学部生だという理由で抽選から外れましたが、教授に直接連絡を取って授業への参加を許してもらいました。逆に履修を取り消すのも自由です。ただ、コースによっては授業参加率を成績評価の基準に含めていることがあるので、履修する授業は早めに確定させておいた方が良いです。

 予習の量は授業によって様々ですが、基本的に2,3つの10-20ページほどの論文を英語で読み、授業に備えることが多いです。殆どのコースページで予習用のアーティクルをダウンロードすることができますが、たまに自分で探さなければいけないことがあり、少し手間取ることもあります。授業によってはその予習内容についてのディスカッションがあったり、予習していないと授業内容についていけないことがあるので、指定されたアーティクルをしっかり読み込んでくることが非常に大切です。私が留学を始めた当初は、日本の大学で専攻している法学や政治学とは全く異なる社会科学の分野について全く背景知識がなかったので、私にとって全て新しく、また抽象的な文章を英語で理解するのに四苦八苦したり、文章の表面的な意味をなぞるだけで本当に理解したとは言えない時がしばしばありました。しかし現在はボキャブラリーも増え読むスピードも上がったので、予習の量には大分慣れることができました。また、ダウンロードしたアーティクルの重要な部分に印をつけ、自分でまとめて紙に書き出すなど、手を動かしてキリの良いところで内容をまとめながら文章を読むことで、文章を曖昧に読み流さないように工夫しています。

まとめ

  今回は、ヘルシンキ大学の履修や授業について広くお伝えしました。ただ、留学の形態や所属する学科によって違いがあると思うので、私のケースが当てはまらない時もあると思います。ヘルシンキ大学への留学をご検討なさっている方にとって、大学公式の情報を補う役割として、この記事がご参考になれば幸いです。

 

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