フィンランドのクリスマスは一味違う

日常生活

 こんにちは、けいけいです。クリスマスが終わり、クリスマスデコレーションを取り除けてしまって少し寂しい部屋で今日も投稿しております。今回は、私が現地人の友達の家で実際に体験した、フィンランドの伝統的なクリスマスについてお話ししたいと思います。

 クリスマスの朝はお粥から始まります。フィンランドにはお粥用のお米が売られており、実は日本のお米の炊き方で調理すると、日本米に一番似ている食感や形になるので重宝しています。おかゆは牛乳の自然な甘みで、そのまま食べても十分美味しいのですが、シナモンと砂糖を混ぜたものをかけると、さらに美味しいです。お粥にはアーモンドが一粒忍ばされており、それをゲットできた人はラッキーだと言われています。フィンランド人の友達曰く、子供が何人かいる親の中には、子供全員に幸福になって欲しいので、全てのお皿にアーモンドを忍ばせる人もいるとの事です。大変微笑ましいですよね。

 クリスマスシーズンをさらに盛り上げてくれるクリスマスツリーですが、本物の木を購入する方が少なくありません。時期になると日用品を売っている大きめのチェーン店や道で本物のクリスマスツリーが販売されます。また、友達と一緒に飾りつけている時に、フィンランドではクリスマスツリーはシンプルに飾りつける人が多いことを教えてもらいました。

 クリスマスにするアクティビティの一つとして、ジンジャーブレッドで家を作ることが挙げられます。私の友達は料理がとても上手で、家を組み立てるジンジャーブレッドや、接着剤になる砂糖のシロップなど、一から準備してくれました!私は、ただそれを組み立ててデコレーションを楽しむだけという、美味しいところだけを堪能させてもらいました(笑)下にその写真があります。窓ガラスの部分は着色された砂糖などで作られており、友達の器用さに脱帽するばかりでした。

 クリスマスの夜は所狭しとご馳走が並びます。私がこの日いただいたのは、チーズの盛り合わせ, サーモンの燻製, 鴨と豚のハム(マスタードは欠かせません), 野菜のキャセロール, 黒パン, マッシュルームのペースト, ヨウルトルットゥというお菓子でした。本当にどれも美味しく、執筆していてお腹が空いてきました、、日本では見かけない酸味のある黒パンに、他のお料理が非常に合うので黒パンの上に色々載せて楽しみました。食事のお供はグロギ(モルドワイン)で、赤ワインベースが主流です。ワインと同じか少し上程度のアルコール度数なのですが、スパイスがふわっと香り、非常に飲みやすいです。上の写真でお菓子の家と一緒に写っているのがヨウルトルットゥで、スーパーの冷凍食品コーナーにこのお菓子用のパイ生地が売っているのでオーブンで簡単に作ることができます。作りたてはサクサクで本当に美味しかったです。

 フィンランドのお酒屋さんに並ぶグロギです。ノンアルコールのものもあり、りんごやブルーベリーなど、ベースのフルーツに様々な種類があります。

 今回はフィンランドのお家で過ごす伝統的なクリスマスについてご紹介しました。クリスマスにはほとんどのお店が閉まり、交通機関も便数が少なくなって、ほとんど皆家族と一緒にお家でゆっくりします。フィンランドで一番有名なヘルシンキ大聖堂の前で開かれるクリスマスマーケットも、クリスマス直前に終わります。日本は人によりますが、特に若い人だと恋人と過ごす人が多い印象があるので、クリスマス本番の商業活動も含めてかなり違っていて面白いですよね。日本で暮らしていた時は、私にとってはクリスマスより年末年始の方が比重が大きかったです。皆さんはいかがでしょうか、お気軽にご感想お待ちしております!それでは、良いお年を!

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